「ヨセフとモーセの信仰①」
聖書:ヘブル11:22~29
牧師:佐藤勝徳
「11:22 信仰によって、ヨセフは臨終のとき、イスラエルの子孫の脱出を語り、自分の骨について指図しました。
11:23 信仰によって、モーセは生まれてから、両親によって三か月の間隠されていました。彼らはその子の美しいのを見たからです。彼らは王の命令をも恐れませんでした。 11:24 信仰によって、モーセは成人したとき、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、 11:25 はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました。
11:26 彼は、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。 11:27 信仰によって、彼は、王の怒りを恐れないで、エジプトを立ち去りました。目に見えない方を見るようにして、忍び通したからです。 11:28 信仰によって、初子を滅ぼす者が彼らに触れることのないように、彼は過越と血の注ぎとを行いました。 11:29 信仰によって、彼らは、かわいた陸地を行くのと同様に紅海を渡りました。エジプト人は、同じようにしようとしましたが、のみこまれてしまいました。」
【はじめに】
ヘブル書は、これまで学んで来ましたように、初代教会の迫害下にあるユダヤ人キリスト者を「死の恐れ」から解放し、天の御国への希望を強く持つ、信仰の維持の為に書かれた書簡です。創造主の神さまの愛と正義と善意と真実を信じ続ける事は心の戦いです。私達の信仰を揺るがす出来事、試練、災いが起きると、自分は創造主の神さまに愛されているのだろうかと神さまの自分への愛を疑ったり、それでも創造主の神は愛なのだろうか、神の愛そのものを疑ったりします。学校やテレビを通して、繰り返し進化論に基づいての教えを聞くと、万物は創造主によって創造されたのだろうかと疑いの波がやってきます。人間は、繰り返し間違った教えを聞くと、いつしかその嘘も本当のように思ってしまうという弱さがあります。そうした、弱さは、全てのキリスト者がもっているでしょう。悪魔は、その弱さを知っていますので、私達の信仰をふるいにかけようと躍起になるのです。キリストは、ペテロにその事を教えられました。「ルカ 22:31 シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。」
悪魔は、キリスト者の信仰をふるいにかけ、創造主を信じる信仰を捨てるように誘惑しているのです。その悪魔の誘惑から守られるように、天にいます大祭司キリストは熱心にとりなしの祈りを捧げて下さっています。次のように約束されています。「ルカ
しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」
どのような試練や災いにあっても、喜ばしき愛と正義と善意と真実に満ちた創造主の神を神として永遠に喜び讃えるという、幸いな信仰を悪魔は無きものにしようと、キリスト者に働きかけていますが、キリストはその信仰が無くならないように祈って下さっているのです。そのキリストの祈りによって、私達は信仰を保って、幸福と言う命に生きる事が許されているのです。しかし、信仰の保持は、大祭司キリストの祈りと共に、私達も戦う必要があるのです。今日は、その信仰に生きたヨセフとモーセの信仰の生涯について学びたいと思います。ヨセフの信仰は勿論創造主が愛と正義と善意と知恵と力によって自分にいつも最善の御業をもって生かして下さっているというしんこうです。それ故に、彼はいつも神を喜び讃え、万事に感謝するという信仰を、疑いの波と戦いながら保持したのです。
1、万物は原子によって出来ている
ヨセフの時代は今日のように科学的時代ではありませんでしたが、ヨセフは、美しい自然、海山川、草花、樹木、動物、生物、月星太陽宇宙の全てが創造主の愛と知恵と力で出来ている事を認め信じていました。創造主の神は、ご自身が創造された被造物を通して、ご自身の目に見えない力と神性である愛と知恵と善を啓示されています。人は、ある時に、その事に気が付きます。私も18歳の時に、耳の聞こえる仕組みを知った時に人間は創造主に造られと感じました。それから、繰り返し人間は進化論者が教えるように偶然の積み重ねで、サルから進化して勝手に、意味も目的もなく生み出されたのか、それとも、意味や目的のあるものとして創造主によって創造された愛の作品なのか、しばしば時を割いて深く考えました。最終的には、聖書が教えるように人も万物も全てが創造主の神の愛と知恵と善と力によって創造された事を確信するに至りました。最近は、万物を造っている万物の源である原子の原子核の回りに電子が規則正しく回っているイラストを思い描いている時に、それは、目的や意味を持たせて生み出そうという意思や知恵を働かす事が無い「偶然」は決して生み出せないと確信しました。意思もない知恵も無い目的もない偶然では、力のバランスが非常に精密に計算されて存在している原子は絶対にできません。電子が原子核の回りを規則正しく軌道に沿って回り飛ぶという事を絶対に偶然は生み出せません。また、原子によって万物を造るという目的をもって偶然は原子を存在させませんので、万物を造るという明確な目的をもって存在している原子を偶然は決して生み出す事は有りません。以下の原子の構成と説明とイラストを参考に考えてみてください。
物質は全て原子からできている
多くの科学者たちの研究により、20世紀初頭に、地球上の全てのもの(土でも草でも、水や空気でも、人や洋服でも)は、丸い小さな「原子」という粒の組合せでできていることがわかりました。
原子は中心の原子核(陽子と中性子からなる)と、その周りを回る電子で構成され、陽子(プラス電荷)と電子(マイナス電荷)の数が等しいため全体としては電気的に中性です。原子の化学的性質は陽子の数(原子番号)で決まり、同じ元素でも中性子の数が異なるものを同位体と呼びます。 
構成要素
①原子核 (Nucleus): 原子の中央にあり、陽子と中
性子で構成されます。
②陽子 (Proton): プラス(+)の電荷を持つ粒子。
③中性子 (Neutron): 電荷を持たない粒子。
④電子 (Electron): マイナス(-)の電荷を持ち、原子
核の周りの電子殻(軌道)を回っています。
陽性は+電荷を帯びていますが中性子は電荷があません。原子核の回りをバランスを保って回っている粒子は-電荷です。原子は、不思議な力のバランスによりマイナス電荷帯びた粒子、プラス電荷を帯びた陽子、電荷を帯びていない中性子によって構成されて存在しています。
このような、原子は粒子の数が異なる異なる事によって約110種類あると言われています。その異なった原子を元素とも呼びます。水は、水素と呼ばれる元素二つと酸素と呼ばれる元素一つが結合されて出来ています。水の化学式はH2Oです。
物質の表面が全て「マイナス電荷」で覆われているので、磁石のように反発し合っています。それによって、人間は物を造り使う事が出来ています。携帯電話を使う事が出来ているのは、物質の全ての表面が「マイナス電荷」で覆われているからです。原子は、人間がものを造って使う為と言う、明確な目的をもって知恵によって存在しています。
2、ヨセフの信仰
ヘブル書は、ヨセフが地上の旅路を終える臨終の時の事を教えています。「信仰によって、ヨセフは臨終のとき、イスラエルの子孫の脱出を語り、自分の骨について指図しました。」とあります。
①ヨセフの信仰が養われた経緯と二つの夢
ヨセフの信仰はどのようにして養われ、保持され。深められてきたのでしょうか。ヨセフは、創造主を創造主として信じ崇める信仰を幼いときから持っていたようです。ひおじいさんのアブラハムの信仰、ひおばあさんのサラの信仰、お爺さんのイサクの信仰、お祖母さんのリベカの信仰、また、お父さんヤコブの信仰の物語を、お父さんのヤコブから聞かされて大きくなったのでしょう。彼が、信仰を継承していた事を教えるのが、神さまが夢で彼の生涯について啓示を受けていた事で明確です。神さまはヨセフに二つの夢を与えられました。一つは、自分の刈り取った麦の束の回りに、他の11人の兄弟が刈り取った束が頭を下げるという夢でした。もう一つは、自分の上に太陽と月と11の星がヨセフに伏し拝むというる夢でした。その夢は、11人の兄弟とお父さんたちがヨセフを尊びに頭を下げる時が来るという夢でした。それが、世界的大飢饉がやって来て実現したのです。
②ヨセフの苦難と夢の解き明かし
お父さんのヤコブに偏愛を受けていたヨセフ、自分たちがヨセフに頭を下げるという夢を見たヨセフに対して、お兄さんたちのプライドが騒ぎ、お兄さんたちはヨセフに大変強い妬みと憎しみの邪悪な感情で満たされました。その為に、ヨセフは穴に落とされ殺されそうになりました。しかしルベン兄さんの計らいで命は助かりましたが、ユダ兄さんの提案で、ヨセフはイシュマエル人の商人に売り飛ばされました。商人たちは、彼をエジプトに連れて行きヨセフをエジプト人に売り飛ばしました。しかし、そのエジプトでヨセフは神への感謝を絶やさず万事を感謝する信仰を守り通しました。しかし、エジプトの御主人の妻の性的誘惑を拒否した為に、恨まれて、牢にぶち込まれてしまいます。それでも、ヨセフの信仰は無くならず、牢やで一緒にいる人たちの慰めとなりました。その時、囚人の二人の人が夢を見ます。その夢の意味を神さまの啓示によって解き明かします。ヨセフの解き明かし通りに夢が実現しました。ある時、エジプトのパロ王が不思議な夢を見ましたが、エジプトにはその夢の意味を説き明かす呪術者がいませんでした。その時、牢から解放された元囚人の一人が、ヨセフの事を思い出し、パロ王に「牢には夢を説き明かす者がいます」と、ヨセフの事を知らせました。パロは早速ヨセフを呼び寄せ、夢の意味を解き明かすように要請しました。その時、ヨセフは「夢の解き明かしは自分ではなく神です」と言って、ヨセフは神から示されて夢の解き明かしをしたのです。その夢は、「エジプトに七年の豊作の後、七年の大飢饉がやってくるという」と言う意味でした。ヨセフは夢の解き明かしと共に、大飢饉に備えるようにパロ王に進言しましたが、大飢饉に備える為に、パロは、ヨセフを自分に次ぐ高い地位につけてエジプト全土の支配者にしたのです。夢の通りに大飢饉がやって来て、全世界の人々が食料を求めてエジプトにやってきました。ヨセフの兄弟たちもエジプトに食料を求めてやってきました。後に、お父さんもカナンの地からやってきました。ヨセフが見た夢の通りに、ヤコブも11人の兄弟たちも、お父さんもセフにひれ伏したのです。
③イスラエルの苦難からの解放を預言したヨセフの遺言
少年時代に見た夢の実現によってヨセフの信仰は不動のものとされて行きました。彼は、創造主の神をいつも喜び、万事が創造主による最善の御業だと万事を感謝する信仰を保持し続ける事が出来ました。その結果、イスラエルの未来を神から教えられたのです。神さまは、ひおじいさんにアブラハムに、彼の子孫が400年間エジプトで苦しむ事を預言されていました。その預言が、大飢饉によって成就し始めたのです。ヨセフは、恐らくお父さんのヤコブから、イスラエルは400年間滞在する事を聞かされていたのでしょう。それゆえに、イスラエルはエジプトから脱出する時が来ると、あらためてヤコブ一族に伝えました。その時に自分の亡骸の骨を、カナンの地に葬るように命じたのです。その、遺言は、信仰によってなされとヘブル書は教えています。ヘブル書の著者はその遺言は神さまから示されての遺言だという事を私たちに教えています。
④アブラハム契約とヨセフの信仰
ヨセフも、アブラハム契約を知っていました。その中で、アブラハムとイスラエルが、アブラハムに約束されたカナンの地を自分も受け継ぐことを示されていました。やがて、終わりの時代に、イスラエルがアブラハム契約に従って約束のカナンの地を受け継ぐ時、ひおじいさんのアブラハム、ひおばあさんのサラ、お爺さんのイサク、お祖母さんのリベカ、お父さんのヤコブ、お母さんラケルも、そして自分も甦って約束の地に住むようになることを知っていました。その事を、神さまから示されていたので、ヨセフは、自分の亡骸の骨をカナンの地に葬る事を命じたのです。その事が実現したのは、イスラエルの人々が400年間エジプトで苦しみ、その後、モーセによってエジプトから解放され、その解放後、40年間シンの荒野を放浪した後でした。ヨシュアが率いるイスラエル部族は、先住民との戦いに勝利して、約束の地を取得していきました。全部ではありませんがある程度約束の地を取得した時に、彼らは、出エジプトの時に持ち運んで来た「ヨセフの骨」を約束のカナンの地のシェケムに葬ったのです。ヨセフが死んでから約250年後の出来事です。
ヨセフの遺言と最後について創世記は次のように教えています。「創50:22 ヨセフとその父の家族とはエジプトに住み、ヨセフは百十歳まで生きた。 50:23 ヨセフはエフライムの三代の子孫を見た。マナセの子マキルの子らも生まれて、ヨセフのひざに抱かれた。 50:24 ヨセフは兄弟たちに言った。「私は死のうとしている。神は必ずあなたがたを顧みて、この地からアブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地へ上らせてくださいます。」 50:25 そうして、ヨセフはイスラエルの子らに誓わせて、「神は必ずあなたがたを顧みてくださるから、そのとき、あなたがたは私の遺体をここから携え上ってください」と言った。 50:26 ヨセフは百十歳で死んだ。彼らはヨセフをエジプトでミイラにし、棺に納めた。」
イスラエルはそのヨセフの遺言を忘れる事無く、彼を約束の地に葬ったのです。ヨシュア記に次のように教えられています。「ヨシ 24:32 イスラエル人がエジプトから携え上ったヨセフの骨は、シェケムの地に、すなわちヤコブが百ケシタでシェケムの父ハモルの子らから買い取った野の一画に、葬った。そのとき、そこはヨセフ族の相続地となっていた。」
3、ヨセフの信仰に注がれた神の祝福
ヨセフが、最後の最後まで創造主の愛と正義と善意と真実を信じ喜び讃える信仰を保持できたのは、神さまの啓示による預言の成就と夢の成就という、神の奇跡を沢山体験してきた事も助けとなりました。天地万物を創造された全知全能の神さまを永遠に喜び褒め称える真の信仰は、いつも全知全能の神が共に居て下さり、、神の奇跡の御業を多く体験させM人生を神の祝福としての成功へと導くのです。ヨセフの信仰によって、神はいつも彼と共に成功へ導かれ祝福された事が繰り返し教えられています。
①信仰のヨセフが祝福された事を教える聖句
◆「創 39:2 【主】がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となり、そのエジプト人の主人の家にいた。」
◆「創 39:23 監獄の長は、ヨセフの手に任せたことについては何も干渉しなかった。それは【主】が彼とともにおられ、彼が何をしても、【主】がそれを成功させてくださったからである」
②ヨセフの神がおられる事を隣人周りの者達が認めた事を教える聖句
又そのヨセフと共に神がいて下さる事は第三者も認めるようになりました。
◆「創39:3 彼の主人は、【主】が彼とともにおられ、【主】が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た」
◆「創 39:23 監獄の長は、ヨセフの手に任せたことについては何も干渉しなかった。それは【主】が彼とともにおられ、彼が何をしても、【主】がそれを成功させてくださったからである。」
◆「創41:38 そこでパロは家臣たちに言った。「神の霊の宿っているこのような人を、ほかに見つけることができようか。」
41:39 パロはヨセフに言った。「神がこれらすべてのことをあなたに知らされたのであれば、あなたのように、さとくて知恵のある者はほかにいない。」
③ヨセフを通して多くの人々に神の祝福をもたらされた事を教える聖句
◆「創39:5b【主】はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を、祝福された。それで【主】の祝福が、家や野にある、全財産の上にあった。
◆「創ききんが全世界にひどくなったので、世界中が穀物を買うために、エジプトのヨセフのところに来た。」
④ヨセフが兄たちを赦した事を教える聖句
創造主を信じるヨセフには、赦しの心が満ちるようになりました、自分を殺そうとしたお兄さんたち、自分を商人に売り飛ばしたお兄さんたちを、心から赦す事が出来ました。その赦しの愛をヨセフの仕打ちを恐れていたお兄さんたちに次のように伝えました。
◆「創45:3 ヨセフは兄弟たちに言った。「私はヨセフです。父上はお元気ですか。」兄弟たちはヨセフを前にして驚きのあまり、答えることができなかった。 45:4 ヨセフは兄弟たちに言った。「どうか私に近寄ってください。」彼らが近寄ると、ヨセフは言った。「私はあなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。 45:5 今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。」
ヨセフは全ての出来事の背後に神の愛の摂理が働いているという真理を知り、認めていました。
◆「創50:15 ヨセフの兄弟たちが、彼らの父ヤコブが死んだのを見たとき、彼らは、「ヨセフはわれわれを恨んで、われわれが彼に犯したすべての悪の仕返しをするかもしれない」と言った。 50:16 そこで彼らはことづけしてヨセフに言った。「あなたの父は死ぬ前に命じて言われました。 50:17 『ヨセフにこう言いなさい。あなたの兄弟たちは実に、あなたに悪いことをしたが、どうか、あなたの兄弟たちのそむきと彼らの罪を赦してやりなさい、と。』今、どうか、あなたの父の神のしもべたちのそむきを赦してください。」ヨセフは彼らのこのことばを聞いて泣いた。 50:18 彼の兄弟たちも来て、彼の前にひれ伏して言った。「私たちはあなたの奴隷です。」 50:19 ヨセフは彼らに言った。「恐れることはありません。どうして、私が神の代わりでしょうか。 50:20 あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした。 50:21 ですから、もう恐れることはありません。私は、あなたがたや、あなたがたの子どもたちを養いましょう。」こうして彼は彼らを慰め、優しく語りかけた。」
神を神としていつも喜び、絶えず神に祈り、万事を感謝する信仰の人には、神がいつも共に働き、知恵を与え力を与え、奇跡をなされ、人生を成功へと導かれ、多くの人々に神の祝福をもたらす事を、ヨセフの信仰の生涯が教えています、また、そのような人はヨセフのように愛と赦しに満ちた優しい人にされる事も、ヨセフの生涯は教えています。
信仰の人ヨセフは、その生涯が豊かに祝福され、死の恐れからも解放され、最高に祝福された臨終の時を迎えたのです。
【終わりに】
私達、キリスト者もヨセフのように、愛と正義と善と知恵と力に満ちた創造主の神さまをいつも喜び、絶えず祈り、万事に感謝する
が、キリストを信じる信仰によって可能な者とされました。その理由の第1は、キリストを信じた時に、人生において犯す全ての罪が永遠に赦された事です。それによっていつでもどこでもどんな時でも創造主の神に近づき、自由に創造主との交わりが出来るようになりました。又、日々犯す罪も告白によってキリストの十字架の血で即赦され創造主のとの生きた交わりの回復の恵みに与る事が出来るようになりました。第2の理由は、神に対する不信仰な思いを抱き、人を妬んだり恨んだりして、喜びの心を失わせる古い人がキリストと共に十字架で死に、キリストと共に甦り、いつでも神を愛し喜び、人を愛し喜ぶ聖なる神の性質を持った新しい人のされた事によります。その聖めの福音によって。キリスト者に残存している古い人を対処し、いつも喜び、万事を感謝する新しい人に既にされている事に安んじながら、自分の自由意思でいつも喜び、万事に感謝する道を選択する事が出来るようになりました。その選択に聖霊が働き、いつも創造主を喜ぶ事、創造主に万事に感謝する事がより自然とされていくのです。第3の理由は、キリスト者には、内住されているキリストの声を聞き分ける霊の耳が備えられている事です。キリストは私達の羊飼いです、私達はその羊です。主は私の羊はわたしの声を聞き分けて従うと約束されました。
ヨセフのように、苦難の中にあってもいつも神を喜び、絶えず神に祈り、万事を感謝しながら、神に聞き従う道を選択して、神の栄光の為に、多くの人々の救いと必要の為に、神の豊かな祝福の道を歩みましょう。
