「エルサレムの平和の為に祈れ②」
聖書:詩篇122篇1節~9節
牧師:佐 藤 勝 徳
【はじめに】
連日、イスラエルのガザ地区のへの攻撃で苦しむパレスチナ人々の事がニュースで流れ、同時に、人道主義観点から、ハマスの撲滅と人質解放を目的に攻撃をし続ける現政権のネタニヤフ首相を初め彼を取り巻く右翼的な首脳陣が世界から厳しく非難されている事が報道されています。現在の中東問題を論じるのは非常に難しい事で、神さまの知恵と聖書の真理を究めなければ誰も正しく論じる事は出来ないだろうと思います。
私は、厳しい批判さらされ、また、反ユダヤ主義の嵐にさらされている、イスラエルに対して、キリスト者である私達はどのように、向け合えば良いのか、詩篇122篇6節の「エルサレムの平和の為に祈れ」という、愛と正義に満ちた創造主の神さまの絶対命令から、先週の日曜日のメッセージの続きとしてご一緒に考えたいと思います。先週は、イスラエルの都エルサレムは、罪に堕落した人間がもう一度神の似姿と言う人格を回復させ、そのような人間が地に満ちるようにと言う、神のビジョンが達成する為に、神に選ばれた聖なる都だという事を学びました。又、そのビジョンを達成するために、世界祝福する為に選ばれたイスラエルの民をエルサレ住まわせら、エルサレムを彼らの都とされた事を学びました。又、そのビジョン達成の為にエルサレム神殿をダビデに直接その仕様書を啓示して、その仕様書に従って息子ソロモンによって神殿を建てさせました。また、その神殿を神はご自身の住まいとされた事も学びました。更に、そのビジョン達成の為に、旧約聖書を預言者たちによって準備をされた事も学びました。更に、イスラエルと全世界のメシヤであるキリストをこの世界に遣わし、キリストによって「聖化」の道を歩み、神の似姿を回復するユダヤ人と異邦人を起こしてこられたという事も学びました。今日は、今のエルサレムが、今後どのようになって行くのかを学びたいと思います。
1、北の連合軍「ゴグ・マゴグの侵略をうける」
今後、もうじき起きる事として、エルサレムを含むイスラエルが、どうなるのか最初にお伝えしておきます。今、イスラエルはハマスやヒズボラ等反ユダヤ主義の人たちの厳しい戦いが強いられています。その為に、長い苦難の歴史を通って来た多くのユダヤ人は、「何故ユダヤ人と言うだけで殺され、差別され、苦しめられるのか」その理不尽さに悩んでいます。多くのユダヤ人は、1948年5月14日にイスラエルを建国したのは、アラブの人たちと戦う為でなく、平和の内に共存する為でした。しかし、その願いは悉くつぶされ、いまだ、安心して住む事が出来ないでいます。イスラエルの指導者たちは、今後、イスラエルの民がパレスチナで安心して住めるように、更に国防力を強化し、二度とテロで苦しまない国家にしようと躍起になっています。その為に、イスラエルは現在防空システムのアイアンドームに代わってアイアンビームの配備を年内中に始めようとしています。現在の防空システムのアイアンドームはロケットやミサイルを打ち落とす為に、1発を発射すると約1000万円かかると言われています。それに代わって新しく配備しようとしているアイアンビームは1発500円程と言われています。ネットで色々と調べて見ますと、その配備が現実味を帯び、年内に配備されるだろうと予測されています。そうすると、ハマスやヒズボラやイランなどから打ち込まれるミサイルやロケットやドローンを安価で撃退できます。そうなれば、そうやすやすとミサイルやロケットやドローンを打ち込めなくなります。イスラエルが防空しステムの性能を良くさせて国防力を増し、テロや敵国から空からの攻撃に備える事は、実は、エゼキエル38章39章で預言されている北の連合軍である「ゴグ・マゴグ」のイスラエル侵略が近づく事を教えています。
≪ゴグ・マゴグのイスラエル侵略に関する舞台設定(状況)の預言≫
①イスラエル国家の復興
エゼキエルは、ロシア・イラン・トルコ・ドイツ・エチオピア・プテの北の連合軍である「ゴグ・マゴグ」がイスラエル侵略する時の舞台設定(状況)を預言しています。 ◆「エゼ38:8 多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、・・」
以上の預言は、AD70年にローマによって滅びたイスラエルの国が、多くの日が過ぎた終わりの年に、国を復興させている事が、ゴグ・マゴグの連合軍侵略の舞台設定になっています。それは1948年5月14日にイスラエルがパレスチナの地にイスラエル共和国を復興させたことで実現しています。
②離散のユダヤ人の帰還とイスラエルの山々に多くのユダヤ人が住んでいる
◆「38:8b久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、・・」
この預言の「イスラエルの山々」と呼ばれているのは、イスラエルの背骨だと称されているヨルダン川西岸地区に連なるエルサレムを含む山々の事です。その山々にイスラエルの人たちが入植地を造り、住み始めた大きな歴史的出来事は1967年第3次中東戦争(別名六日戦争)でした。イスラエルがエジプト、ヨルダン、シリヤの連合軍に圧勝し、僅か六日間で戦争を終わらせた出来事です。その時、それまではヨルダン領であったイスラエルの山々を、イスラエルは奪い返し、イスラエルの所有とする事に成功したのです。その出来事は異邦人の時が満ちれば、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる事が終わる」と言うキリストの預言の成就であったのです。 ◆「ルカ 21:24 人々は剣の刃に倒れ、捕虜となって、あらゆる国の人々のところに連れて行かれ、異邦人の時が満ちるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます。」
イスラエルは1967年の六日戦争以後、西岸地区のイスラエルの山々に住み着き、現在は約70万人が住んでいると言われています。また、聖書が数多く預言している終末時代の世界に離散しているユダや人の約束の地への帰還が19世紀末から始まり、現在も続いており、預言の成就が進行しています。エゼキエル38:8Bの預言も成就し、ゴグ・マゴグの連合軍によるイスラエルへの侵略の舞台が設定されました。
③安心して住んでいる ◆「38:8C彼らはみな安心して住んでいる」
◆「エゼ38:14 それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、実に、その日、あなたは奮い立つのだ。」
約束の地であるパレスチナに現在椅子れるの人々は約j700万人が住み、多くのユダヤ人がイスラエルの山々に住んでいます。しかし、イスラエルは2023年10月7日に、ガザ地区のハマスによって厳しいテロにあい、ホロコーストの再現だと称される程残虐な目にあいました。イスラエルはガザ地区のハマスとの戦いだけでなく、レバノンのテロ集団「ヒズボラ」との戦いの中にあります。現在のイスラエルは決して「安心して住んでいる状況ではありません。しかし、イスラエルが今後、ビームドームと言う防空システムが配備すれば、ほぼ空からの攻撃に完璧に対応し、テロリストやイランの国は空からの攻撃を断念せざるを得ない状況に追い込まれるでしょう。イスラルの人々が安心して住んでいる状況は、戦争が無いという状況ではなく、戦争があっても「国防力」の増大の故に「大丈夫、安心だ」という状況が生み出される事です。その預言の成就の日が目の前に来ているのです。
◆「38:9 あなたは、あらしのように攻め上り、あなたと、あなたの全部隊、それに、あなたにつく多くの国々の民は、地をおおう雲のようになる。」
④神がイスラエルをゴグ・マゴグの北の連合軍から守られる
イスラエルの山々には、エルサレムが含まれています。エルサレムの平和の為に祈る事は、先週は、イスラエルの救いを祈り、経済的物質的支援をする事だと学びました。その上で、私達は、イスラエルがテロの攻撃や、切羽詰まっている「北の連合軍」から守られるように祈る事です。それが、神さまが異邦人の私達キリスト者に求めておられる事です。私達キリスト者のエルサレムの平和、イスラエルの平和を求める祈りを通して、神さまは、テロから、北の連合軍の侵略からイスラエルを守り、撃退されるのです。エゼキエル書では、神さまの奇跡的な方法で北の連合軍を打ち破り滅ぼされる事が、世界の多くの諸国が見ている前で知らされ、全世界が天地万物を創造されたイスラエルの聖なる神を知ると預言されています。その撃退の方法は、「剣で同士打ちさせる」、「疫病と流血」、「豪雨や雹や火や硫黄を降り注がせる」と言う方法です。
◆「エゼ 38:21 わたしは剣を呼び寄せて、わたしのすべての山々でゴグを攻めさせる。──神である主の御告げ──彼らは剣で同士打ちをするようになる。 38:22 わたしは疫病と流血で彼に罰を下し、彼と、彼の部隊と、彼の率いる多くの国々の民の上に、豪雨や雹や火や硫黄を降り注がせる。 38:23 わたしがわたしの大いなることを示し、わたしの聖なることを示して、多くの国々の見ている前で、わたしを知らせるとき、彼らは、わたしが【主】であることを知ろう。」
現在は、テレビの衛星中継で、世界に起きている事がすぐに世界の多くの諸国に知らされます。世界多くの人たちが衛星中継により茶の間のテレビでエゼキル書が預言している通りに北の連合軍が滅びる事を見ることでしょう。それによって、世界の多くの人々はイスラエルの神が真の創造主の神だと知るのです。
2、偽の平和を世界にもたらす反キリストと「安全保障条約」を締結するイスラエル
しかし、多くのイスラエルの人たちは、ゴグ・マゴグの北の連合軍をから守って下さった神さまをすぐに忘れて捨てるのです。彼らは、イスラエルを守る方、エルサレムを守る方は創造主の全知全能の神さまだという事を忘れ、再び、人間的な外交的手段で、イスラエルをエルサレムの平和を、安全保障を勝ち取ろうとします。ゴグ。マゴグの北の連合軍により、陸からの侵略にはアイアンドームやビームドームは役に立たない事を恐らく知るのだろうと思います。その為に、自分達の国防力だけでは、イスラエルの平和と安全を守る事が出来ないので、やがて世界に偽の平和をもたらす反キリストと「安全保障条約」を締結するのです。神さまは、そのイスラエルの不信仰に激しい怒りを燃やされて、不信仰なイスラエルを世界の諸国を裁く為に、預言者たちが繰り返し預言して来た「主の日」と呼ばれる7年の大艱難時代をこの世界にもたらし、世界に大きな災いをあたえ、その7年の間に世界の人口の3分2の人が亡くなり、3分の2の自然が破壊されます。また、イスラエルに人々は、7年の半分3年半が来た時に、安全保証条約を結んだ反キリストがそれを破り、エルサレムの神殿に自分の偶像をたてます。偶像を否定するイスラエルは、反キリストから怒りを買い、イスラエルの3分の2に人が、反キリストの世界の軍隊によって滅ぼされるのです。(参照:ダニエル9:27イザヤ28:14~20、ゼカリヤ13:
3、異邦人がエルサレムを踏み荒らした歴史
現在のエルサレムには、神殿はありません。しかし、1967年の6日戦争で、イスラエルは・シリヤ、ヨルダン、エジプトの連合軍を6日間で撃破し、それまで、ヨルダンが支配していたエルサレムを、自分達の支配下に置くことに成功したのです。その事によって、エルサレムに念願の神殿を建てる事が夢でなくなりました。
キリストは、エルサレムが異邦人の時が満ちるまで、異邦人に踏み荒らされる」と預言されましたが、異邦人が、エルサレムを踏み荒らし始めたのは、BC586年、バビロンの王であるネブカデネザルがエルサレム神殿を焼き滅ぼした時からでした。その時から、「この世界に神の似姿を回復した素晴らしい人格者の人間をエルサレムを通して世界に満たしていく」という神のビジョンの町が無茶苦茶にされたのです。
イスラエルがバビロンによって滅びてから70年後、ペルシャのクロスを神さまが使って、もう一度、イスラエルを約束の地に帰還させ、エルサレム神殿を建てさせ、エルサレムを回復させていかれました。しかしその平和は長く続きませんでした。やがて、ギリシャのアレキサンダー大王の支配下におかれ、アレキサンダー大王が死んだ後は、シリヤのアンテオコスエピファネスに蹂躙されます。その後、ローマによってBC63年にイスラエルと支配されるようにになりました。イエス様がお生まれになったのは、そのローマがイスラエルを支配している時でした。しかし、イスラエルはそのローマの支配から脱却する為、ローマと争った結果、AD70年にローマによってエルサレム神殿は破壊されました。その時に、3分1のユダヤ人が虐殺され、3分1のユダヤ人が奴隷にされ、3分の1のユダヤ人が世界に散って行き、離散の民となり、長い長い苦しい迫害の中を通る民となりました。キリストはそのことを預言されていました。
◆「ルカ21:24人々は剣の刃に倒れ、捕虜となって、あらゆる国の人々のところに連れて行かれ、‥」
その間、約1900年間、エルサレムはローマのキリスト教徒、アラブ、トルコ、イギリス、ヨルダンなどに支配され続けてきました。しかし、その異邦人の支配の終わりの時が来て、イスラエルが再びエルサレムを支配する時が来る事を預言されました。それが「異邦人の時が満ちるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます」と言う預言でした。その預言が正に成就したのが、1967年7月の六日戦争の時でした。イスラエルは、戦争を仕掛けてきたアラブの連合軍に大勝利を治め、勝利者の権利として、エルサレムをヨルダン国から解放し、再び自分達がエルサレムの主権者となったのです。自由に出入りができるようになったのです。世界の祝福の為に選ばれたエルサレムの町は、世界の祝福の為に選ばれた選民イスラエルが住んではじめて、真のエルサレムとなったのです。「永遠のこだまイスラエル」という本書かれたユダヤ教のラビであるアブラハム・j・ヘシェルが六日戦争の事を以下のように回想しています。
「1967年7月、わたしは生まれ変わった国を目の当たりにした。イスラエルは、もう今までのイスラエルではない。魂に衝撃的な驚きが走る。預言者たちが墓から蘇ったような驚き。預言者たちの言葉にも新しい響きがこもる、至る所にエルサレムがある。エルサレムが国中を駆け巡る。新しい輝きと、新しい畏敬の念が生まれる。‥エルサレムの町に入れる身となったのは、わたし一人の力ではない。渇望や愛着や夢が昼となく、夜となく、何年も何十年も、何百年も、何千年も、流れに流れ、誓いを待ちながら流した涙が、世界中から、地球の隅々から集まって、これ束になって流れ、そうして、私たちの世代の人間がようやくこのエルサレムの壁にたどり着くことが出来たのだ。私の先祖は、夢の中でしかあなたを見ることが出来なかった。アウシュビッツに送られた私の同胞にとって、あなたは月よりも遠い存在だった。それなのに、私は、あなたの石に触れる事ができる! 私にそれだけの価値があるだろうか。この恵まれた時代に居合わせた事に、どうしたら報いる事が出来るだろうか。・・」
4,神のビジョン達成のための神の手段
世界に、神の似姿を回復させた人間を多く起こされるという、神のビジョン達成のために、神は1948年5月14日約2000年ぶりに約束の地にイスラエル国家を復興させました。また、1967年7月に、異邦人の支配からエルサレムを解放させました。そのような預言の成就の出来事は、アブラハム契約に従ってイスラエルの祝福の為、エルサレムの平和のために祈って来た多くの聖徒達の祈りの積み重ねがあった事によります、神さまの預言の成就は、自動的成就するのではないのです。それを、信じて祈る人の祈りが積み重ねられて成就していくのです。また、神さまは神の似姿を回復したイエス・キリストのような人格者を、世界に満たす事と言うビジョン達成の為に、エルサレム、イスラエル、エルサレム神殿、聖書、キリストを必要とされたです。今後、神さまが、ビジョン達成の為にその五つの手段どのように実現されていくのでしょうか
≪イスラエルの霊的大リバイバルの預言≫
①エセキエルの預言
第1に、イスラエルの全ての人がキリストを信じる信仰をもつように導かれる事です。それは、7年の大艱難時代の終りに起きます。そのイスラエルの霊的大リバイバルについて、エゼキエル書では「枯れた骨の谷」の幻で預言されています。
◆「エゼ37:1 【主】の御手が私の上にあり、【主】の霊によって、私は連れ出され、谷間の真ん中に置かれた。そこには骨が満ちてい37:2 主は私にその上をあちらこちらと行き巡らせた。なんと、その谷間には非常に多くの骨があり、ひどく干からびていた。 37:3 主は私に仰せられた。「人の子よ。これらの骨は生き返ることができようか。」私は答えた。「神、主よ。あなたがご存じです。」 37:4 主は私に仰せられた。「これらの骨に預言して言え。干からびた骨よ。【主】のことばを聞け。 37:5 神である主はこれらの骨にこう仰せられる。見ざよ。わたしがおまえたちの中に息を吹き入れるので、おまえたちは生き返る。 37:6 わたしがおまえたちに筋をつけ、肉を生じさせ、皮膚でおおい、おまえたちの中に息を与え、おまえたちが生き返るとき、おまえたちはわたしが【主】であることを知ろう。」 37:7 私は、命じられたように預言した。私が預言していると、音がした。なんと、大きなとどろき。すると、骨と骨とが互いにつながった。 37:8 私が見ていると、なんと、その上に筋がつき、肉が生じ、皮膚がその上をすっかりおおった。しかし、その中に息はなかった。 37:9 そのとき、主は仰せられた。「息に預言せよ。人の子よ。預言してその息に言え。神である主はこう仰せられる。息よ。四方から吹いて来い。この殺された者たちに吹きつけて、彼らを生き返らせよ。」 37:10 私が命じられたとおりに預言すると、息が彼らの中に入った。そして彼らは生き返り、自分の足で立ち上がった。非常に多くの集団であった。 37:11 主は私に仰せられた。「人の子よ。これらの骨はイスラエルの全家である。ああ、彼らは、『私たちの骨は干からび、望みは消えうせ、私たちは断ち切られる』と言っている。 37:12 それゆえ、預言して彼らに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民よ。見よ。わたしはあなたがたの墓を開き、あなたがたをその墓から引き上げて、イスラエルの地に連れて行く。 37:13 わたしの民よ。わたしがあなたがたの墓を開き、あなたがたを墓から引き上げるとき、あなたがたは、わたしが【主】であることを知ろう。 37:14 わたしがまた、わたしの霊をあなたがたのうちに入れると、あなたがたは生き返る。わたしは、あなたがたをあなたがたの地に住みつかせる。このとき、あなたがたは、【主】であるわたしがこれを語り、これを成し遂げたことを知ろう。──【主】の御告げ──」
②ゼカリヤの預言
次に、イスラエルのリバイバルを預言しているのは、ゼカリヤです。ゼカリヤは、終末のイスラエルが民族ごと、先祖がキリストを十字架につけた罪は自分達の罪だと認識して深く悔い改める事を預言しています。
◆「ゼカ 12:10 わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと哀願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見、ひとり子を失って嘆くように、その者のために嘆き、初子を失って激しく泣くように、その者のために激しく泣く。」
③ヨエルの預言
さらに、預言者ヨエルも、イスラエルに初めの雨と後の雨で象徴される聖霊が降り注がれて、リバイバルが起きる事を預言しています。「ヨエ 2:23 シオンの子らよ。あなたがたの神、【主】にあって、楽しみ喜べ。主は、あなたがたを義とするために、初めの雨を賜り、大雨を降らせ、前のように、初めの雨と後の雨とを降らせてくださるからだ。・・・2:28 その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。 2:29 その日、わたしは、しもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。」
シオンの娘と言うのは、エルサレムの娘と同義語で、イスラエルの民を表しています。
神さまは、ご自身のビジョン達成の為に、聖霊をご準備されているのです。終末時代にイスラエル民族全部に降る事が預言されていますが、その預言の予型として、ペンテコステの日に、キリストの弟子達約120名に聖霊が降りました。その出来事を、ペテロは終末時代に実現するヨエル書で預言されているイスラエル民族に注がれる聖霊降臨の予型としてヨエル書の預言が成就した事を語っています。
④霊的大リバイバルの恵みに与ったイスラエル民族の叫び
終末の時代に聖霊が降り、民族ごと罪を悔い改めてキリストを信じるイスラエルの人々が、復活されたイエス・キリストに向かって「主の名によって来られる方に、祝福がありますように」と叫んで、キリストの来臨を叫び求めるのです。その事を、キリストはマタイ23章39節で預言されたのです。
◆「マタイ 23:39 あなたがたに告げます。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に』とあなたがたが言うときまで、あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。」
5、エルサレム第3神殿建立の時が近づいている
私達は、現在のイスラエル人々が、テロや迫害、また、北の連合軍である「ゴグ・マゴグ」の侵略戦争から守られるように祈りつつ、7年の大艱難時代の終り、民族ごとのリバイバルが起きて、十字架にかかり三日目にご復活をされたキリストを信じるように祈る事が、神のビジョン達成のために選ばれた「エルサレム」に平和を来たらせるのです。 神のビジョンが達成されるためには、イスラエル民族が民族ごとキリストを信じる事です。次に彼らの「主よ、来てください」と祈り求める求めに応じて、キリストが再びこの地上に来て下さる事です。しかし、それだけではまだ実現しません。再臨のキリストがお住いになる、二度と滅ぼされる事が無いエルサレムの都とエルサレム神殿が建立される事です。
神様は、私達にとっても喜びである、神のビジョン達成の為にエルサレムの都、イスラエル民族、エルサレム神殿、イエス・キリスト、聖書、聖霊をご準備されてきました。しかし、現在、その為に、エルサレム神殿はありません。エルサレムは支配権を奪回した者の、エルサレムにイスラム教の黄金のドームが居座るかのように堂々と立っており、本来のエルサレムにはなっていません。あのドームがなくなり、神さまの御心に叶ったエルサレム神殿が建つ事が、今後、神さまのビジョン達成の為には欠かせません。現在、イスラエルの人たちは、ローマによって滅ぼされた神殿が建っていた場所に、エルサレム神殿を建てる計画を着々をと勧め、建てばすぐにモーセ律法に従って祭儀ができる祭具を一切準備したと言われています。また、レビ人を集め祭司訓練も行われていると言われています。エルサレム神殿をエルサレムに再び建てるために、異邦人の支配からエルサレムを解放しユダヤ人が支配権持つ事は必須でしたが、その事が1967年7月に実現したのです。しかし、やがてイスラエルが建てる第3エルサレム神殿は神が臨在しない肉の神殿ですので反キリストがそこに自分の偶像をたて、汚します。その反キリストによって、終末のイスラエルの民は3分2が滅ぼされ、3分1のみが生き延びるのです。
6、メシヤ的王国に立つエルサレム第4神殿とエルサムの都
その生き延びた3分の1のイスラエルの人々に、エゼキエルやゼカリヤやヨエルが預言している聖霊が注がれ、全部がキリストを信じる信仰に導かれ、「復活のキリストに向かって「主の名によって来られる方に祝福がありますように!」と叫び、キリストを迎えるのです。キリストはその叫びに応じて地上に再臨され、反キリストと彼の軍隊を来臨の栄光の輝きと口の息でもってすべてを滅ぼされます。彼らを滅ぼされたあと、 再臨されたキリストは、75日間で艱難時代に荒れに荒れた世界をエデンのそのように回復させられます。世界中に、神の似姿を回復したまるでイエスキリストのような素晴らしい人格者を満たすという、ビジョンを達成する為に、再び、新しくエルサレムとエルサレム神殿とキリストを信じたイスラエルの民を準備されるのです。
イザヤ書でメシヤ的王国のエルサレムとエルサレム第4神殿がどのように預言されているのか、いくつかをご紹介します。
①メシヤ的王国のエルサレム第4神殿は世界で一番高い山に建てられ、主がお住いになるので「主の家」と呼ばれる
「イザ2:2 終わりの日に、【主】の家の山は、山々の頂に堅く立ち、丘々よりもそびえ立ち、すべての国々がそこに流れて来る。」
②メシヤ的王国のエルサレムは、聖なる都として復活し、そこに、万軍の主が王となって下さる
「イザ 24:23 月ははずかしめを受け、日も恥を見る。万軍の【主】がシオンの山、エルサレムで王となり、栄光がその長老たちの前に輝くからである。」
③メシヤ的王国のエルサレムは祝祭の都とよばれ、威厳ある主が共におられるので二度と滅びる事が無い非常に堅固な都となる
「イザ33:20 私たちの祝祭の都、シオンを見よ。あなたの目は、安らかな住まい、取り払われることのない天幕、エルサレムを見る。その鉄のくいはとこしえに抜かれず、その綱は一つも切られない。
33:21 しかも、そこには威厳のある【主】が私たちとともにおられる。
④メシヤ的王国のエルサレムは、二度と泣き声や叫び声の無い、喜びに満ちた都として主が再創造される
「イザ見よ。わたしはエルサレムを創造して喜びとし、その民を楽しみとする。 65:19 わたしはエルサレムを喜び、わたしの民を楽しむ。そこにはもう、泣き声も叫び声も聞かれない。」
⑤メシヤ的王国のエルサレムに、異邦人がユダヤ人を主への贈り物として、馬、車、輿、らくだに乗せてエルサレムに連れてくる。(メシヤ的王国の世界は、反ユダヤ主義はなく、親イスラエルの世界となる)
「イザ66:20 彼らは、すべての国々から、あなたがたの同胞をみな、【主】への贈り物として、馬、車、かご、騾馬、らくだに乗せて、わたしの聖なる山、エルサレムに連れて来る」と【主】は仰せられる。「それはちょうど、イスラエル人がささげ物をきよい器に入れて【主】の宮に携えて来るのと同じである。」
神さまは、最初にアダムとエバを創造された時に、「生めよ、増えよ、地に満ちよ」と呼びかけられました。それは罪に堕落する前の人間が、地に満ちる事を願って創造された事が分かります。そのビジョンを神さまは抱き続け、罪に堕落した人間を再び、神の似姿を回復させて実現しようとされています。その為に、ご準備されたのが、エルサレムの都、イスラエル民族、エルサレム神殿、聖書、キリスト、聖霊です。それにもう一つあります。それは、キリストを信じた救われ、聖化の道を歩む私達キリスト者の祈りです。
7、キリスト者のエルサレムの為の祈り
神さまは 世界を神の似姿を回復したイエス・キリストのような人物で満たすという偉大なビジョン達成の為にエルサレムを選ばれました。その選ばれた聖なる都エルサレムを忘れる事無く、エルサレムを永遠に喜びながら、エルサレムの平和を祈る事が私達キリスト者に求められています。詩篇の記者は、もし自分がエルサレムを忘れ、エルサレムを喜ばないならら呪われてもかまわないと断言しています。
◆「詩 137:5 エルサレムよもしも私があなたを忘れてしまうならこの右手もその巧みさを忘れるがよい。」
◆「詩 137:6 もしも私があなたを思い出さずエルサレムを至上の喜びとしないなら私の舌は上あごについてしまえばよい。」
8、神に愛されているイスラエル
イスラエルの民は、やがてすべてがキリストを信じて、キリストにあって神のビジョン達成の為に喜んで仕えて行くので、神さまは彼らを「わが僕、わが証人、わが友アブラハムのすえ」と呼ばれました。
◆「イザ 41:8 だがイスラエルよ、あなたはわたしのしもべ。わたしが選んだヤコブよ、あなたは、わたしの友アブラハムの裔だ」。
◆「イザ 43:9 すべての国々をともに集わせ、諸国の民を集めよ。彼らのうちのだれが、われわれにこのことを告げ、初めのことを聞かせることができるだろうか。彼らが自分たちの証人を出して証言し、人々がそれを聞いて、『本当だ』と言うようにせよ。」
◆「イザ 43:10 あなたがたはわたしの証人、──【主】のことば──わたしが選んだわたしのしもべである。これは、あなたがたが知って、わたしを信じ、わたしがその者であることを悟るためだ。わたしより前に造られた神はなく、わたしより後にも、それはいない。」
◆「イザ 43:12 このわたしが、告げ、救い、聞かせたのだ。あなたがたのうちに、異なる神はいなかった。だから、あなたがたはわたしの証人。──【主】のことば──わたしが神だ。
◆「イザ 44:8 おののくな。恐れるな。わたしが、以前からあなたに聞かせ、告げてきたではないか。あなたがたはわたしの証人。わたしのほかに神があるか。ほかに岩はない。わたしは知らない。」
【終わりに】
私達が、神のビジョンを神と共に共有し、神のビジョンをわが喜び、わが幸いとすならば、また、神そのビジョン達成の為に神が選ばれたエルサレムを喜び、エルサレムの平和のために日々熱心に祈るならば、私達も、神さまから、わが証人、わが僕、わが友と呼ばれる光栄に預かります。
神のビジョンを日々共有しながら、神の栄光の為に、エルサレムの平和の為に祈り続けましょう。
